怪猿アモモンゴ
ごきげんよう。クンクン博士じゃ。
「ハリサボク爺のタバコ」で紹介したネグロス島のカンラオン山じゃが、この山には大昔に村人たちからタバコを取り上げ、黙々と吸い続けとるハリサボク爺の他に、「アモモンゴ(Amomongo)」と呼ばれる謎の生物も棲んどるらしい。
体長は人間と同じくらいで、猿のような容貌、真っ白い体毛、そしてウルヴァリンのような長く鋭い爪を持っとる。好きな食べ物は臓物、好きな場所は暗い所、好きな言葉は「孤独」だそうな。
非常にシャイな奴で、普段はカンラオン山の麓にある洞窟に引きこもって滅多にその姿を人前に晒すことはせんが、メシにありつけん日が続くと、夜中にこっそりと村に降りてきては家畜などを襲うことがあるそうじゃ。
2011年8月20日に掲載されたサンスター・バコロド紙のニュースによると、3年前の2008年、アモモンゴが夜中にカンラオン山麓のラ・カステリアーナ町に出没し、鶏50羽とヤギ1匹を襲い、臓物を食い散らかしたばかりか、近くにおった町民夫婦にも襲いかかってきたそうな。夫婦の腹には鋭い爪で引っかかれた跡がくっきりと残されとったらしい。
そこまで派手に暴れたんなら、駆けつけた町民らに撃たれるか、捕獲されるか、せめて写真に撮られるかしてもよさそうなもんじゃが、不思議なことに依然未確認のままじゃ。
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