吸血ゾンビ、アマランヒグ

ごきげんよう。クンクン博士じゃ。
アマランヒグ(Amalanhig)とは、ビサヤ地方で恐れられとるアスワンの一種じゃ。妖怪になりきれなかった死人が墓場から這い出してきて、死後硬直した身体をカクッカクッと動かしながら移動し、生きた人間を襲う。いわゆるゾンビみたいなもんじゃな。
ヤツらの武器は、異常に伸びた上顎の犬歯じゃ。これを犠牲者の首に打ち込んで生き血をすすり、肉を喰らう(らしい)。
この吸血ゾンビから逃れる方法は、
1)ジグザグに走って逃げる
身体が硬直しとって自由に動けないもんで、まっすぐしか進めないからなんじゃと。要するに、ヤツらの進行方向とは違う方向に逃げろってことじゃな。
ちゅーか、そんな身体でよく土中から這い出したり、人を襲ったりできるもんじゃな。ご苦労なこっちゃ。
2)木の上など、アマランヒグの手の届かない高所に登る
これも、身体の自由か利かないんで、高いところには登れないからっちゅーことらしい。
3)川や湖に飛び込む
アマランヒグは、ある程度の深さがある水たまりを嫌うそうじゃ。プール恐怖症ってやつかの?
逃げる方法はいろいろあるが、退治する方法はわからん。が、行動範囲に制約があるようじゃから、捕まりさえしなければ、そんなに恐れる必要はなさそうじゃ。
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