カラバオ(Carabao)は、フィリピン各地に生息している水牛。農業活動での労働力や移動・運搬手段、食用など、庶民の生活に溶け込んで活躍している国民的動物である。フィリピンの国獣に指定されている。

 

「フィリピンの顔」ともいえる人気者のカラバオだが、フィリピン固有の動物ではなく、はるか昔にボルネオ島などからやってきたマレー民族が持ち込んだといわれている。性質は穏やかで、頭部から緩やかなカーブを描きながら背中に向かって伸びる大きな角を持っている。体毛は短めで硬い。肉は食用に、搾った乳はチーズや飲料に活用されている。

水辺で体中泥だらけの姿を見かけることがあるが、こうして強い日差しと虫から皮膚を守っているらしい。

カラバオは私にとっても身近な存在だ。うちの近所であるブラカン州プリラン町では、毎年5月に同町の守り神である聖イシドロの祭りが開催されており、カラバオのパレードを観ることができる。

また、私が小学生の頃、近所の友だちが飼っていたカラバオの背中に乗せてもらったことがある。今思えば非常に貴重な体験をしたのだが、うっかり敷物なしで乗ってしまったため、剛毛が腿にチクチクと刺さり、痛くてあまり楽しむことができなかった。

カラバオ牛乳は普通の牛乳よりもやや濃厚な味で、商売ッ気たっぷりなうちのメイドさんがアイスキャンディーにして近所に売っていた。


さて、4月の動物娘は、前出のタマちゃんの親戚にあたる「カラバオのバオちゃん」。今年のカレンダーにご登場いただいた果物娘のカラバオマンゴーちゃんとは、大の仲良しである。

carabao for calendar 2016 April for blog

カラバオの画像ソース:Our World Travels
http://www.ourworldtravels.com/philippines/gallery2/waterbuffalo.html

 

秘密主義で気難しく、単独行動を好むタマちゃんとは対照的に、とても社交的で人懐っこく、従順でボランティア精神が旺盛な優しい子である。ただし、頼まれると「イヤ」と言えないお人好しな性格が災いし、他人のために泥をかぶってしまうこともしばしばだ。

タマちゃん同様、巨乳と怪力の持ち主。田んぼでは特製のクソ重たい鍬(くわ)を軽々と扱い、豊かな胸を弾ませながらトラクター3台分の働きを見せる。重さ50キロの米袋を一度に6袋持ち運ぶなど、彼女にとっては朝飯前の仕事だ。

驚異的な労働力にいつも助けられている農家のおっちゃん連中からは「水田の女神」として崇められている。村長をリーダーとした「バオちゃんファンクラブ」まで結成されており、入会すると漏れ無く「バオちゃんの汗付きタオル」が貰えるらしい。

とにかく働き者で、野良仕事が休みの時は、町に出掛けて「自家製」のミルクとチーズを売り歩いている。趣味は近くの川で水浴びをすることと、泥パックによる全身スキンケアだそうな。

2016年犬クンカレンダー4月

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