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9月:アスピン

 

Asong Pinoy(フィリピン犬)の略。フィリピン産の雑種犬。純血種は存在しない。野良犬化しているか、人間に飼われていても放し飼いにされて街中をうろついている場合が多く、一般的にAsong Kalye(野良犬という意味)、略して「Askal」と呼ばれている。繁殖力が旺盛で、性質、毛並み、体格、サイズは様々である。フィリピンでは犬を食べる習慣が未だに根強くあり、人間に捕食される危険に晒されている。

 

当サイトの立場上、フィリピンの動物をテーマにしておいて「犬」を紹介しないわけにはいかない、ということで、ようやくフィリピンで最も身近な動物「アスピン」の登場である。

 

「アスピン」とは「Asong Pinoy」の略。いわゆる「フィリピン犬」である。と言っても、純血種としての「フィリピン犬」は存在せず、フィリピン生まれの雑種犬を指す。

 

先祖代々の由緒正しい雑種であるため、その性質、体格、サイズ、毛並みは様々だが、外来犬よりも順応性が高く、体が丈夫で、飼育にあまり手間がかからないという共通点が挙げられる。

 

野良犬状態の個体が多く、仮に人間に飼われていても、放し飼い(というか、ほとんど野放し)にされて道端をうろついているのが普通である。そのため、アスピンたちは徘徊先で知り合った不特定多数の異性とせっせと子作りに励み、雑種化がさらに進む。

 

フィリピンでは野良犬は「Asong Kalye」、略して「Askal」と呼ばれているが、一般的に「アスカル」と言えばフィリピン犬を指す。つまり、「野良犬=フィリピン犬」というわけである。最近は「野良犬がフィリピン犬というのはちょっと…」ということで、「アスピン」と呼ぶようになったらしい。

 

このように自由を謳歌しているアスピンではあるが、自由が仇になることもある。フィリピンには犬を食べる習慣があり、道端でたむろしているアスピンが狙われやすいからだ。飼い犬がなかなか戻ってこないと思ったら酒の肴になってた、なんてことはよくある話である。フィリピンでは犬肉を使った料理を「アウ-アウ」または「アソセーナ」と呼んでいる。

 

ということで、9月の動物娘は、食べちゃいたいほど可愛い「アスピンのアスカちゃん」。

aspin for calendar 2016 September for blog

アスピンの画像:うちの愛犬べっつぃー

 

両親が共に国籍不明の混血児。おっとりした性格で人懐っこく、甘えん坊で従順である。必要であれば世界中どこにでも出稼ぎに行く順応性の高さも持ち併せている。

 

いったん心を開いた相手には全面的な信頼を寄せる。特に親への忠義心は非常に強く、出稼ぎで稼いだ金を全額実家に送金してしまう程である。

 

欲望(特に食欲)に忠実なところがあり、一応初対面の相手は警戒するが、食事に誘われたりするとホイホイついていってしまう癖がある。数年前に出稼ぎ先で知り合った身元不詳の男にうっかり「食べられて」しまい、現在シングルマザーとして子育てに奮闘中。

2016年犬クンカレンダー9月