このところ、息子と会話をしていない。

 

私が寝室や書斎から出てくると、さっさと自分の部屋に入ってしまうからだ。最近健康を気にするようになった彼にとって、私の体から漂うタバコの匂いが我慢できなくなったらしい。

年頃の女子が「ちょっとママ!パパのパンツとアタシの下着、一緒に洗わないで!」と父親をG扱いするような、そんな感じだ。

タバコの匂いなど、喫煙者である私には当然まったく気にならないが、なにしろ1日に2~3箱も吸っているヘビースモーカーである。非喫煙者にとっては相当不快な匂いを体から発散しているのであろう。

 

あからさまに避けられて非常に不愉快ではあるのだが、私のせいで家族が迷惑しているのを無視する訳にはいかない。

それに、フィリピンでも世間の喫煙者に対する目が厳しくなっており、マニラ首都圏では喫煙場所を探すのにも一苦労するようになった。

タバコの価格も1箱80~100ペソとどんどん上がっていて、家計を圧迫してきているというのもある。毎日1箱80ペソのタバコを3箱消費するとしたら、1日240ペソ。毎月7,000ペソ以上がタバコ代に消えていく計算になる。これは痛い。

 

そこで、この機会に思い切って紙巻たばこからの脱却を図ることにした。

 

といっても、禁煙するわけではない。ニコチンはこれまで通り摂取しつつ、匂いや汚れの元凶であるタールやヤニだけをシャットアウトするニコチン入り電子タバコに切り替えるのである。

犬クン愛読者で電子タバコを愛用されている「師匠」そあらん氏直々のご指導の下、早速近くのVape Shopで電子タバコを購入した。

 

初期投資額は、パイプが1,300ペソ、ニコチン入りのリキッド(ニコチン濃度9mg/ml、容量50ml、アボカドメロン風味)が220ペソの、合計1,520ペソ。順調に行けば、1週間でペイできる計算である。

 

近所で買った電子タバコ「SMOK NORD KIT」

 

誤算だったのは、「ニコチン9mgでは全然足りなかった」という点であった。最初からでかいボトルを買わず、小さいボトルでいくつかニコチン濃度が異なるものを試し、自分に合ったニコチン濃度を見つけるべきだった。

 

が、買ってしまったものは仕方がない。ここでリキッドを買い直すのも勿体無い。

 

早くも軽い禁断症状に襲われ、残りの紙巻きタバコに手を伸ばしそうになる私に、師匠の厳し~いご指導が。

 

管理人さん。残りの紙巻たばこ、ライターから灰皿の中のシケモクまで、すべて奥様に処分してもらいなさいw

え?!そばに置いといちゃダメですか?吸わないから。ただ眺めるだけ。プロミス。

ダメwww 今この瞬間から、紙巻きはこの世に存在しないと思いなさい。目の前から紙巻きの痕跡を全部消すのです。ニコチン摂取は電タバから。いいですね?

そ、そんな…勿体無い…まだ吸えるのに…いや、吸わないけど

 

 

結局、紙巻きタバコとライターをすべてカミさんに処分してもらい、リキッドもとりあえず9mgで我慢することにした。うまくいけば、体からニコチンを少しでも追い出すことができるかもしれない。

 

ちょうど会長も健康上の理由で電子タバコを検討されておられたらしく、私の話を聞いて早速ご自身も購入された。

 

電子タバコに切り替えてから、今日で4日目。真っ黒でベトベトしていた鼻くそが乾きはじめ、飯も美味しく感じられるようになった(気がする)。

この調子で、引き続き会長と頑張っていこうと思う。

 

泣く泣く紙巻きタバコを処分した管理人のテーマ。

悲しみにさよなら by 安全地帯