アグタ(Agta)は、バレテの木やサントルの木といった大樹の上に棲んでおる巨人じゃ。同じ樹上の巨人カプレとは親戚関係にあるとされとる。フィリピンの先住民族にアグタ(アエタ)族がおるが、彼等とは全く関係ない。

 

見上げるような巨体、伸び放題の体毛、そして石炭のように真っ黒な肌を持っており、カプレのように常時葉巻タバコをくゆらせておる。親戚と言われるだけあって、外見や性癖はカプレによう似とるが、性格はだいぶ異なる。カプレが「静」ならアグタは「動」って感じじゃ。

 

基本的に全裸ライフを満喫しとるんじゃが、なぜか他人の服に異常な興味を示し、着るわけでもないのに盗んででも手に入れようとする。

 

睡眠サイクルは夜型で、夜の8時頃からモソモソと起き出し、朝の4時まで樹の上でタバコを吸いながら時間を潰しとるか、もしくは樹から降りてそこらへんをウロウロしとる。

 

なぜか漁師らが漁に出かけるのを嫌っており、「陸上安全説」を説いて回ったり、大木を倒して通せんぼしたり、それでも海に入ろうとする者には罰を与えるなど、漁師にとっては甚だ迷惑な存在らしい。なんぞ海に恨みでもあるんじゃろうか?

 

カプレ同様、若く美しいオナゴが大好きなのじゃが、カプレが特定のオナゴを樹の上から監視するだけ(これはこれで充分迷惑なのじゃが)なのに対し、アグタは複数のオナゴに片っ端からアプローチをかける。狙った獲物に花びらのシャワーを浴びせて誘惑し、自分ん家に連れ込んで奉仕させるそうじゃ。

 

普段は真面目な妻や彼女や娘が、急に禁断の恋に憧れ始めたら要注意じゃ。アグタに誘惑されとる恐れがある。

 

アグタのエネルギー源は、ともすれば人間の心に宿りがちな邪悪な精神じゃ。特に男の邪心は美味らしい。彼等の妬みや欲望や背徳心を煽りに煽り、最終的に精神を崩壊させて自殺に追い込むそうじゃ。

普段は真面目な夫や彼氏や息子が、急に不倫に走ったり、賭博や危険ドラッグなどに手を出し始めたら要注意じゃ。アグタのエネルギー源にされとる恐れがある。

 

漁師たちへの迷惑行為を止めさせ、攫われたオナゴ達を連れ戻し、道を踏み外した男達の目を覚まさせるには、アグタの局部を火のついた松明などで小突いて火傷させると良いらしい。かなりエグい懲らしめ方じゃが、枝切りバサミでちょん切ってトイレに流してしまうよりはマシじゃろう。

アグタ

 

 

agta