こんにちは!ケンちゃんです!

今回は、フィリピンの民族舞踊第2弾!ということで、「マグララティック(Maglalatik)」をご紹介しようと思います。

 

マグララティックは、前回紹介したバンブーダンスに勝るとも劣らないユニークな民族舞踊。乾燥させた硬いヤシ殻を手のひら、胸、背中、腰、膝小僧に取り付けた半裸の男たちが、身にまとったヤシ殻を打ち鳴らしながら、そして時には他人のヤシ殻にもちょっかいを出しながら、パカパカ音と軽快な音楽に合わせてセクシーかつダイナミックに踊ります。

では、実際のダンスを見てみましょう。

 

 

「ラティック(Latik)」は、ココナツミルクを中火できつね色になるまで煮詰めたもので、主に餅菓子のトッピングに使われています。ほんのり甘くて、ちょっと弾力性のある「ネチャッ」とした食感を持っています。

 

こんな感じのやつ。

 

で、スペイン統治時代にキリスト教徒とイスラム教徒(モロ族)が、賞品として出されたこのラティックをめぐって激しく争っている様子を表現しているのが、この踊りだといわれているんですね。

大きく前半と後半に分かれていて、前半は対立(戦闘)を表現している「パリパーサン(Palipasan)」と「バリクターラン(Baligtaran)」、そして後半は和解を表現している「パセーオ(Paseo)」と「エスカラムーサ(Escaramusa)」の、合わせて4つのパートで構成されています。

 

キリスト教徒とイスラム教徒が取っ組み合いのケンカをしてまで手に入れたがった、このお餅のトッピングの魅力とは一体なにか?食べると悟りを開くことができたのか?不思議なパワーが宿ると信じられていたのか?

 

う~ん、どうなんでしょうねぇ...。ただ単においしいからじゃないでしょうか。それか、もしかしたら、昔の人にとってラティックは賞品になるほど価値の高いものだったのかもしれません。お椀一杯分でランボルギーニ・アヴェンタドールが買える!みたいな。

 

ちなみに踊りでは青いズボンを履いているグループがキリスト教徒、赤いズボンを履いているグループがイスラム教徒なのだそうです。

 

なんで赤と青なのか?これは適当に決めてるわけじゃなくて、フィリピン国旗のメインカラーである青(平和、真実、正義)と赤(勇気、愛国心)にちなんでいるのだそうです。さすが民族舞踊、踊りだけでなく衣装にもいろいろな意味が込められてるんですね~。